朝日連峰寒江山山行報告

稜線は素晴らしいお花畑の大競演!!!

Y住

参加者:CL:I川、Y住、他会員外男性1名、女性5名

日程:7月1日(金)夜〜3日(日)

歩程:1日(金):20:00石橋町発―24:30日暮沢小屋(仮眠)

   2日(土):5:50小屋発―10:00清太岩山―10:50ユーフン山―12:00

竜門山分岐―12:20竜門小屋(泊)

   3日(日)同発5:00(ピストン)−6:10寒江山―7:10同小屋発―7:30

竜門山分岐(竜門山)7:40−8:20ユーフン山―9:20清太岩山―

11:40日暮沢小屋―17:10石橋町

 

 昨年の飯豊連峰門内岳山行につづき、今年もI川さんの企画で石橋町のハイキング仲間と東北の花の山を楽しんだ。天候も前線が南下したおかげで回復し、翌朝の快晴の寒江山稜線歩きは、雲海と雪渓を眺めながらの高山植物いっぱいの花園散歩となった。そこはもう何年前だろうか、遥か昔に北アルプスの黒部源流の高天原に行ったとき、登山道が高山植物の花で覆われていて、仕方なくそれを踏みつけながら歩いたことを思い出させてくれたほど、花が満ち溢れていた。

 

1日(金):曇り時々小雨

石橋町大松山公園でI川さんとW氏の4WD車に分乗し、東北道から山形道へ入り、月山ICで高速を降り約30分で日暮れ沢に到着。日暮れ沢小屋は、まだ築後数年の3階建ての瀟洒な小屋だった。貸切で、直ちに全員仮眠。

2日(土):雨後晴れ後曇り

(ヒメサユリ)

 女性陣が4時前から起き出し、仕方なく早め朝食を取ったが、なんだかんだで6時少し前に小屋を出発。その頃は土砂降りの雨。状況によっては途中撤退もあるとのI川さんの言葉に全員納得して出発。天気予報もあまり良くなかった。

最初から急登が続き、約30分置きに小休止を取りながら、徐々に高度をかせぐ。雨具のせいで全員すぐ汗でびっしょり。小アブが飛び回ってうるさい。2時間もすると雨が止んできて、晴れ間も見えるようになった。清太岩山近くになると、ようやく稜線に出て、雪渓が豊富に残っている山並みが良く見えてきた。遥かに竜門小屋も垣間見える。清太岩山で大休止。調子を崩しているメンバーも元気回復して出発。コケモモやヒメサユリの小群落も時折現れて、心を和ませてくれた。

(石橋町のハイキング仲間と)

 雪渓の雪をみんなで歓声を上げながら食べる。竜門山分岐からは、折りしもガスがかかって来たが、ここからは高山植物の様々な花、ウスユキソウ、コバイケイソウ、ゴゼンタチバナなどが次々と現れる。少し下ると竜門小屋に着いた。これも3階建ての新築間もない感じの水洗トイレ付きの立派な小屋。先着者が2名いたと思ったら、途中私達を抜いていった二人の登山者で、ここの管理人をしているとのこと。二人とも地元とのことだが、一人は、宇都宮の三十路会の会員。親切な人たちで、途中採集した根曲がり竹などを夕食にと頂いた。

I川さんが持ってきたビールで乾杯!ウマカッター!!この日は西朝日岳ピストンという予定であったが、ガスも出ているので中止。夕食はI川さん特製の豚の角煮なべ、全員大満足大満腹でした。2階貸切りで全員早々と7時頃就寝。

 

7月3日(日):快晴後曇り

(雲海に浮かぶ朝焼けの月山)

 夜半に目が覚めると満天の星空だった。4時前に起床、快眠快調。快晴。とても静かで朝焼けの雲海に浮かぶ月山が素晴らしかった。前夜の鍋の残りにアルファー米入れて朝食。荷物をまとめて小屋の入り口に置くとみんなで(?)寒江山へお散歩。

ここからの稜線は、高山植物の花で埋め尽くされていて、実に素晴らしかった!ミヤマキンバイ、ミヤマトオキ、ミヤマダイコンソウ、ウスユキソウ、ウラジオナナカマド、その他、その他が次々と登山道にまではみ出て来て咲いている!特にウスユキソウの大群落があちこちに広がっていて、まだまだ残されている東北の大自然に全員酔いしれた。 遠くに目をやるとこれも見渡す限りの雲海と遥かかなたにつながる雪渓を頂いた峰峰が眺められた。飯豊連峰はまだまだ残雪いっぱい。池糖があったのが嬉しかった。

小屋に戻り先行の仲間に寒江山分岐で追いつく。すると、小屋の管理人の方が、メンバーがうっかり忘れていたカメラを持ってきてくれた。本当にご親切でありがとうございました!       

(ウスユキソウ)

下りはやはりずいぶんと楽。再びヒメサユリを楽しんで、雪渓の雪を食べたりしながら、全員無事下山した。下りながら続く急登を見てよく全員登ったなと感心。                 

I川さんの知っているお蕎麦屋さんでおいしいおいしいお蕎麦をたっぷり頂いて帰りました。

来年も行こうと奥様達からI川さんは約束させられていました。

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