会員のひとコマ
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那須東南稜 060930 

 

[ 記事 :  水仙月 さん ]

 

[ 撮影 : キャリーさん ]

 

 

 

メンバー 

G.F さん( C.L )

サンカル居候さん( S.L )

キャリーさん

水仙月さん

 

 

    

 冬になるとどこからとも無く囁かれてくる

   

     『朝日岳東南稜』。

 

 雪の季節には訪れる機会を得なかったが、思いがけず G.F さんからお誘いを受け

 無積期の東南稜が実現した。

 

 

私以外は皆経験者の強力メンバーである。

 

6:00 に宇都宮を出発、矢板経由で那須に向かう、天気は下り坂の予報だったがなんとか大丈夫そうだ。最近は予報が良方に外れてくれてありがたい。

 

 

 

 

 

峠の茶屋駐車場はもう満車状態でなんとか空スペースに滑り込むが、次々に登山者が湧き出るようにやってくる、さすがに那須は観光地。

 

 


 

団体の登山者が列を成す登山道から堰堤に向かって下りるとこれから登る東南稜が聳え立ってみえる。

 


 

 


 

登攀の身支度を整えるといつもの事ながらすこし緊張する。冬、此処は雪が吹きだまるという窪地から登り始める、


 

石を落とさぬように注意しながらどんどん高度を上げてゆくと澄み渡った秋空に茶臼の噴煙がたち登っている、なんと爽快。


 

そして二つの岩峰が対峙している今日のポイントに到着。懸垂で下りて、ロープを出してもらいのぼり返す。

 


 

 


 

 


 

 

ザックを背負って登山靴で登るのは初めてなのだが、気分はアルパイン!かな。すこし上の平坦なところで小休止、見渡せば登山道に囲まれておりまるで岩の舞台にいるようだ。



 

でも喧噪は此処までは届かない、静かである。




 

 


 

G.F さんのお手製野菜をご馳走になり、山頂までまた石を落とさぬように一歩一歩慎重に進む。

 







 

最後のスラブを登ると賑やかな朝日岳山頂。



 

先頭で登頂した G.F さんは酒盛りをしている若者たちに混じって盛り上がっている。おかげで我々もビールのお相伴に授かる。




 

昼食を済ませ、 G.F さんの水先案内で極上ルートを下山。


 

錦織のような紅葉を満喫し、笹原で泳いだり溺れたりしながらいつのまにか駐車場に到着。

 

山頂だけ別世界だったような気がする。

 

盛りだくさんの山行で皆満足し、今度はやはり雪と岩の東南稜に来たいね。と、まだ一日は終わらない、東南稜にも温泉の壁にも飽き足らない面々は帰ってからまたサンカルチャーの壁に取り付くのだった。  やれやれ。


 
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