あとがき
今、「汗の中に感動を求めて 私の選んだ栃木百名山」のパソコン入力が終了した。
折りしも、地元紙「下野新聞」が創刊120周年記念事業として「栃木百名山」を選定するという事で、読者はもとより、山好きな方々等から広く「私の一押しの山」を募集していた。これは2004年夏に出版予定との事だった。
私が選んだ百名山とは選定基準の違いや、選定者の人達の思い、考え方は違っているだろうから、選んだ山名は当然違うだろう。
とはいえ50%強は同じ山が選ばれるかもしれない。それはそれでも良いと思っている。
私は自分自身が登り切った栃木の多くの山(但し2.5万分ノ1地図に記載されている山)を中心に、強い感動を受けた百座を選び出した。そこには私の一人よがりとの批判もあろう。しかしそれはやむない事でもあろう。
私自身、私が選び出した百名山を当然批判されても、それよりも素晴らしい山々を紹介し、出来ればその山々へ登って、その山々の良さを体感して頂けたら幸せと思うからだ。
ともかく、私は故郷、栃木の山々に登り、そして感動した。この感動を受けた山々、百座を山の好きな友人達に紹介する事だけでも満足だ。
これは私自身が行動し、喜び、生きている証なのだから、それで充分である。
栃木の山々は温かい山々が多かった。そしてそこには私達の祖先達が大切にし、敬い、さらには修行の対象として登り、拝礼をした山々が断然に多かった。
登った後は那須、塩原、日光、鬼怒川、川治といった温泉がその疲れを癒してくれた。
この素晴らしい故郷、栃木に生まれ、育ちそして生きている。この感動と喜びと幸せに対し改めて感謝したい。
それらの代表の山々が、「汗の中に感動を求めて 私の選んだ栃木百名山」であった。
それから、私の好きな山登りを(それも毎週の様な)、許してくれ、時には付き合ってくれた妻や家族を始め、多くの友人達に心から感謝申し上げます。
                  2003.11.3      鈴木 隆
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